「きらきらうえつ」に代わる新しい観光列車「海里」 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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「きらきらうえつ」に代わる新しい観光列車「海里」

投稿日:2019/10/09 更新日:

9月に定期運行を終了した「きらきらうえつ」に代わって2019年10月にデビューした新しい観光列車「海里」。週末を中心に新潟駅と酒田駅の間を運行します。新潟と山形県庄内地域の食を堪能しながら、車窓から美しい日本海と田園風景を望むことができます。

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「海里」のコンセプト

列車のコンセプトは「新潟の食」「庄内の食」と「日本海の景観」。環境にも優しい4両編成のディーゼルハイブリッド車両を新たに製造しました。車両の外観は、新潟の新たな風景を創出する目的で「夕日」と「新雪」のダイナミックな融合をグラデーションで 表現したデザインになっています。新潟県や山形県庄内地方の豊かな海や里の美しい景色を堪能してほしいという願いを込めて「海里」と名づけられました。

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運行スケジュール

運行は金、土、日曜日ならびに祝日を中心とした運行。新潟~酒田間を1往復します。下り列車は新潟10:12発、酒田13:19着、上り列車は酒田15:02発、新潟18:31着。冬場は「冬ダイヤ」での運行となり、日によって運行時刻が変わることもあります。時刻表やJR東日本のウェブサイト、駅のみどりの窓口などで事前に要確認です。列車は全席指定。発売開始は新幹線などと同様、「乗車日の1か月前朝10時から」です。

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車内の紹介

1号車

1号車は2人掛けのリクライニングシートを中心とした車両。車窓からの景観を楽しめるよう座席を窓側に向けた設計としています。広々とした空間で、寛ぎながら日本海や越後・庄内平野、出羽三山といった景観を楽しむことができます。

2号車

2号車は全席4人掛けのコンパートメントシートの車両。座席を引き延ばすことができて足を延ばしてゆっくりとくつろぐことができます。

3号車

3号車は売店とイベントスペース。売店では、海里オリジナル商品やドリンク、お菓子類を販売します。

4号車

4号車は旅行商品の専用座席。2人掛けと4人掛けの席を備えています。新潟~酒田間の下り列車の車内では、「日本料理 行形亭(いきなりや)」、「料亭 新潟 鍋茶屋」、「一〆(いちしめ)」という江戸時代から明治初期に開業した由緒ある3つの歴史と格式のある料亭が交代で四季に応じたメニューを提供します。また酒田~新潟間の上り列車の車内では上り列車の車内では庄内地方の食材にこだわったイタリア料理を提供するレストラン「アル・ケッチァーノ」が四季に応じた食材をふんだんに使用したメニューを提供します。

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事前予約制の弁当で「新潟の食」「庄内の食」を堪能

1号車、2号車に乗車券と指定席券のみで乗車する人は、「海里」特製の弁当を事前に予約することができます。弁当の種類は2種類。安政2年(1855年)の創業の老舗「新潟加島屋」が提供する「加島屋御膳」食の都庄内親善大使 土岐正富氏監修の「庄内弁」です。前者は「キングサーモン味噌漬」、「いくら醤油漬」や「海老しんじょう」など加島屋のこだわりの味を「魚沼産コシヒカリ」とともに堪能することができます。後者はつや姫を使っただだちゃ豆ごはんを遊佐生まれ「めじか」鮭のあみえび魚醤漬けで巻いた「めっこい巻き」をメインに庄内の味覚を堪能することができます。

新潟や酒田は江戸時代には北前船と呼ばれる船が江戸や大坂(大阪)へ、米や魚などを運び、港町として栄えました。現在では新潟、酒田とも大型のクルーズ船も寄港しています。日本海の都市を巡るクルーズも多数催行されています。日本海の海の幸と景観を堪能する旅はいかがでしょうか。

 

 

 

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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