クルーズ寄港地、細島港
近年、日本発着のクルーズは増えていて地方都市の港にもクルーズ船が立ち寄ります。そんな港の一つが宮崎県の日向市にある細島港。細島港に寄港中に足を運べる観光スポットが日本神話の故郷、高千穂です。パワースポットとしても有名な高千穂の見どころを紹介します。
高千穂峡
高千穂の最大の見どころはやはり高千穂峡。阿蘇山の火山活動で噴出した火砕流が五ヶ瀬川に流れ出て冷え固まり侵食された断崖がそそり立つ峡谷です。高いところで100m、平均して80mの断崖が東西7㎞にわたって続いています。峡谷内には「日本の滝百選」に選ばれている真名井の滝があります。真名井の滝は天孫降臨の際、この地に水がなかったので、 天村雲命が水種を移した「天真名井」から湧き出る水が水源の滝と伝えられています。流れ落ちる高さ17mの滝は神秘的な魅力抜群。遥か昔の神話の世界を創造することができるでしょう。
高千穂神社
高千穂神社は創建が第十一代天皇垂仁天皇の時代という言い伝えがある由緒ある神社です。高千穂郷八十八社の総社で、神社本殿と所蔵品の鉄造狛犬一対が国の重要文化財に指定されています。
天の岩戸神社
天照大神が弟の素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴狼藉を憂えて天の岩戸に籠ってしまった神話はおなじみです。天照大神が隠れた天の岩戸をご神体として祀っているのが天の岩戸神社です。創建の時期などははっきりしないですが日本の民俗や神話伝承を象徴する神社といえると思います。
細島港から高千穂までは船会社が主催している現地ツアーに参加して足を運ぶことができます。公共交通機関でのアクセスがかなり限られる中、ツアーの参加がお薦めです。神秘的な自然は心が静まるひと時を与えてくれると思います。