アートの島として人気の高い瀬戸内海に浮かぶ直島。島の至る所で芸術作品に出会えるまさに「島まるごと美術館」。直島は直島女文楽をはじめ貴重な文化財が残る、製錬所のある町として発展してきました。直島を中心に周辺のアートが楽しめる島、豊島、犬島の見どころを紹介します。
瀬戸内海の魅力
直島のある瀬戸内海は本州と四国および九州に囲まれ、紀伊水道と豊後水道で太平洋に、関門海峡で日本海に通じています。大小約 700 の島々が浮かんでいます。古代から日本の重要な海上交通路として利用されてきました。遣隋使、遣唐使の時代には都を出発した使節は瀬戸内海を通って大陸へ向かいました。奈良県の正倉院にはシルクロードを通じて西域からもたらされて海を渡ってきた収蔵品もありますが、こうした収蔵品も大陸から瀬戸内海を通って都に持ち込まれました。美しい島々や歴史ある町並み。見どころはつきません。
直島へのアクセス
直島にはフェリー、高速船で向かいます。船は香川県の高松港、もしくは岡山県の宇野港から出ています。船を運航している会社、そして航路も複数あります。ここで直島へ向かう主な航路を紹介します。
高松~宮浦(直島)
高松⇒宮浦 高松発 7:20 8:12 9:05 10:14 11:30 12:40 15:35 17:05 18:05 20:30
宮浦⇒高松 宮浦発 6:45 7:00 8:30 9:07 10:00 11:30 14:20 16:25 17:00 19:45
運航会社:四国汽船 所要時間 60分
料金(フェリー)大人520円/小人260円(高速船)大人1,220円/小人610円
宇野~宮浦(直島)
宇野⇒宮浦 宇野発 6:10 6:25 6:30 7:20 8:22 9:22 10:00 11:00 12:15 13:00 13:50 14:25 15:30 16:05 16:30 17:05 18:53 20:25 22:30 0:35
宮浦⇒宇野 宮浦発 6:00 6:40 7:50 8:52 9:52 10:25 11:10 12:05 12:45 13:25 14:15 14:55 16:02 16:35 17:35 19:02 20:25 21:15 22:05 0:15
運航会社:四国汽船 所要時間 20分
料金(フェリー・高速船)大人300円/小人150円(夜間便)大人590円/小人300円
宇野~本村(直島)
宇野⇒本村 宇野発 7:25 11:55 16:50 17:45 18:35
本村⇒宇野 本村発 6:45 7:55 12:30 17:20 18:10
運航会社:四国汽船 所要時間 20分 料金 大人300円/小人150円
宮浦発~家浦(豊島)~犬島
宮浦発-家浦-犬島着
宮浦発 | 9:20 | 12:10 | 14:50 |
家浦着 | 発 | 9:42 | 9:50 | 12:32 | 12:40 | 15:12 | 15:17 |
犬島着 | 10:15 | 13:05 | 15:42 |
犬島発-家浦-宮浦着
犬島発 | 10:25 | 13:10 | 15:47 |
家浦着 | 発 | 10:50 | 10:55 | 13:35 | 13:40 | 16:12 | 16:17 |
宮浦着 | 11:17 | 14:02 | 16:39 |
運航会社 四国汽船(TEL:087-892-3104)
料金 宮浦 – 家浦 大人630円/小人320円、家浦 – 犬島 大人1,250円/小人630円、宮浦 – 犬島 大人1,880円/小人940円
高松~本村~家浦
水・木・金
高松発-家浦着 高松発 7:41 9:02 16:31 18:03
家浦発-高松着 家浦発 7:00 8:20 15:10 17:20
火
高松発-家浦着 高松発 7:41 13:05 18:03
家浦発-高松着 家浦発 7:00 12:00 17:20
月・土・日・祝
高松発-本村-家浦着
高松発 | 7:41 | 9:07 | 16:31 | 18:03 |
本村着・発 | – | 9:37 | – | – |
家浦着 | 8:16 | 9:57 | 17:06 | 18:38 |
家浦発-本村-高松着
家浦発 | 7:00 | 8:20 | 15:10 | 17:20 |
本村着・発 | – | – | 15:30 | – |
高松着 | 7:35 | 8:55 | 16:00 | 17:55 |
運航会社 豊島フェリー
所要時間 高松 – 家浦(直行便)約35分、高松 – 本村 約30分、本村 – 家浦 約20分
料金 高松 – 家浦 大人1,350円/小人680円、高松 – 本村 大人1,220円/小人610円、本村 – 家浦 大人630円/小人320円
宇野~家浦~唐櫃~土庄
宇野発 | – | 6:45 | 8:40 | 11:10* | 11:35 | 13:25 | 15:25 | 17:30 | 19:30 |
家浦着・発 | 6:40 | 7:25 | 9:05 | 11:50 | 12:00 | 13:50 | 16:05 | 17:55 | 20:10 |
唐櫃着・発 | 6:55 | 7:45 | 9:20 | 12:10 | – | 14:05 | 16:25 | 18:10 | – |
土庄着 | 7:15 | 8:14 | 9:40 | 12:39 | – | 14:25 | 16:54 | 18:30 |
土庄発 | – | 7:20 | 8:40 | 10:30 | – | 13:10 | 15:50 | 17:50 | 19:25 |
唐櫃着・発 | – | 7:40 | 9:10 | 10:50 | – | 13:40 | 16:10 | 18:20 | 19:45 |
家浦着・発 | 6:00 | 7:55 | 9:30 | 11:05 | 12:30 | 14:00* | 16:25 | 18:40 | 20:00 |
宇野着 | 6:40 | 8:20 | 10:09 | 11:30 | 12:55 | 14:39 | 16:50 | 19:19 | – |
運航会社:小豆島豊島フェリー
所要時間(フェリー)宇野 – 家浦 約39分、家浦 – 唐櫃 約20分、唐櫃 – 土庄 約30分、宇野 – 土庄 約90分
所要時間(高速船)宇野 – 家浦 約25分、家浦 – 唐櫃 約15分、唐櫃 – 土庄 約20分、宇野 – 土庄 約60分
料金 宇野 – 家浦 大人780円/小人390円、宇野 – 唐櫃 大人1,050円/小人530円、宇野 – 土庄 大人1,260円/小人630円、家浦 – 唐櫃 大人300円/小人150円、家浦 – 土庄 大人780円/小人390円、唐櫃 – 土庄 大人490円/小人250円
直島の見どころ ①美術館エリア
直島の見どころは大きく分けて美術館エリア、宮ノ浦エリア、本村エリアに分けられます。まずは美術館エリアの見どころを紹介します。
地中美術館
安藤忠雄設計によって2004年に設立された美術館。館内にはクロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が展示されています。建物は瀬戸内海の美しい景観を損なうことがないよう、大半が地下に埋設されています。しかし、地下でありながら自然光が降り注ぎ、一日を、また四季を通して作品や空間の表情が刻々と変わる様を楽しむことができます。
地中美術館
開館時間: 3月1日 ~ 9月30日 10:00 ~ 18:00( 最終入館17:00 )/ 10月1日 ~ 2月末日 10:00 ~ 17:00( 最終入館16:00 )
休館日: 月曜日 ※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館
鑑賞料金: 2,100円 ※15歳以下無料
李禹煥(リ・ウーファン)美術館
日本を拠点にして、ヨーロッパを中心に世界的に活躍しているしているアーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーションによる美術館です。建物は瀬戸内に景観に配慮して半地下構造となっています。館内には70年代から現在に到るまでの絵画・彫刻が展示されており、建築と響きあうことで、落ち着いた静けさの中にダイナミズムを感じることができます。美術館は海と山に囲まれた谷間に位置していて、自然と建物と作品が呼応しながら、モノにあふれる社会の中で、我々の原点を見つめ、静かに思索する時間を与えてくれます。
李禹煥(リ・ウーファン)美術館
開館時間: 3月1日 ~ 9月30日 10:00 ~ 18:00( 最終入館17:30 )10月1日 ~ 2月末日 10:00 ~ 17:00( 最終入館16:30 )
休館日: 月曜日※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館
鑑賞料金: 1,050円 ※15歳以下無料
ベネッセハウス ミュージアム
1992年に開館した、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、安藤忠雄が設計した美術館とホテルが一体となった施設です。館内には収蔵作品に加え、アーティストがその場所のために制作したサイトスペシフィック・ワークが展示されています。アーティストは自ら思い思いに場所を選んで作品を制作、制作された作品は展示スペースだけでなく、館内のいたるところに設置されています。施設をとりまく海岸線や林の中にも点在しています。 館内だけでなく、瀬戸内の豊かな自然があふれる周辺に点在する屋外作品も魅力。散策しながら思わぬ作品に出会うことができます。屋外作品で特に有名なのは草間彌生作の「南瓜」。宮浦港に到着するフェリーの中からも見ることができる直島のアイコン的な存在です。
ベネッセハウス ミュージアム
開館時間: 8:00〜21:00(最終入館20:00)
休館日: 年中無休
鑑賞料金: 1,050円
※15歳以下の方とベネッセハウスにご宿泊のお客様は無料
直島の見どころ ②宮ノ浦エリア
直島銭湯 「I♥湯」
アーティスト・大竹伸朗が手がけた実際に入浴できる美術施設。島民の活力源として、国内外から島を訪れる人と島民の交流の場として作られました。外観・内装はもちろん、浴槽、風呂絵、モザイク画、トイレの陶器にいたるまで大竹伸朗が得意とする得意とするスクラップブックの手法が三次元となって余すところなく反映されています。浴槽につかって全身でアートを体験することができます。施設の運営は直島町観光協会が行っています。
直島銭湯 「I♥湯」
開館時間: 13:00 〜 21:00(最終受付20:30)
休館日: 月曜日※ただし、祝日の場合開館、翌日休館 ※メンテナンス期間は臨時休館します
鑑賞料金: 660円 ※15歳以下310円(3歳未満は無料)
宮浦ギャラリー六区
かつて島民の娯楽の場であった「パチンコ999(スリーナイン)」を活用して平成25年(2013)に設置されたギャラリーで建築家・西沢大良が手がけました。隣接する公園とともに島内外の人々が集う新たな憩いの場として、さまざまな企画展やイベントが開催されています。
直島の見どころ ③本村エリア
家プロジェクト
本村地区で展開されているアートプロジェクト。現在も生活が営まれる地域で、点在していた空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものが作品化されています。平成10年(1998)の「角屋」にはじまり、令和3年(2021)5月現在、「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。生活圏の中で繰り広げられる来島者と住民との出会いにより、さまざまなエピソードを生み出しているのもこのプロジェクトの特徴です。都市と地方、若者とお年寄り、住む人と訪れる人とが交流していく中で生まれる新たなコミュニティの在り方を提起する契機になっています。
ANDO MUSEUM
築約100年の古民家を改築して安藤忠雄によって手掛けられた美術館。打ち放しコンクリートの空間が木造民家に新しい命を吹き込んでいます。古民家を保存し、現代建築と融合させる試みとして、安藤のこれまでの活動を紹介する建築写真や模型やスケッチ、また直島の歴史を伝える写真などが展示されています。館内は小規模でありながら、過去と現在、木とコンクリート、光と闇、対立した要素が重なり合う、安藤の建築要素が凝縮された空間が広がっています。
ANDO MUSEUM
開館時間: 10:00 〜 16:30(最終入館16:00)
休館日: 月曜日 ※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館
鑑賞料金: 520円 ※15歳以下無料
豊島の見どころ ①唐櫃(からと)エリア
心臓音のアーカイブ
平成20年(2008)からフランス人のアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーは人々が生きた証として、心臓音を収集するプロジェクトを展開しています。「心臓音のアーカイブ」は、彼がこれまで集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館です。自身の心臓音をここで採録することもできます。
心臓音のアーカイブ
開館時間: 3月1日 〜 10月31日 10:00 〜 17:00(最終入館16:30) 11月1日 〜 2月末日 10:00 〜 16:00(最終入館15:30)
休館日: 火曜日(3月1日〜11月30日)火曜日から木曜日(12月1日〜2月末日)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
鑑賞料金: 鑑賞料 520円 ※15歳以下無料
豊島美術館
瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘にある美術館。アーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛によって手掛けられました。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられました。広さ約40×60m、最高高さ4.3mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。
豊島美術館
開館時間: 3月1日 〜 10月31日 10:00 〜 17:00(最終入館16:30) 11月1日 〜 2月末日10:00 〜 16:00(最終入館15:30)
休館日: 火曜日(3月1日〜11月30日)火曜日から木曜日(12月1日〜2月末日)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
鑑賞料金: 1,570円
ストーム・ハウス
唐櫃の丘で実際に使われていた民家で、嵐がやってきてから過ぎ去るまでの約10分間を体感できる作品です。激しさ増す雨と、鳴り響く稲妻、木の影のざわめき、吹き荒れる突風と室内に訪れる変化によって訪れる人を非日常世界に連れ込んでくれます。
ストーム・ハウス
開館時間: 11:00~16:30
休館日: 不定休
鑑賞料金: 300円 ※15歳以下無料
ささやきの森
豊島・檀山の中腹にあたる森林の中、無数の風鈴が風に揺れ動き、静かな音を奏でるインスタレーション。風鈴の短冊には、これまでに訪れた方の大切な人の名前が記されています。風になびく音は魂の神秘性を思わせ、無名の個人を記憶に留め、人間存在の強さや儚さを表現します。訪れた人は、新たに自分の大切な人の名前を残すことができます。(登録料5,000円)後日、名前は書かれた文字のまま短冊(プレート)に刻まれ、作品の一部となって風に揺れ動き始めます。
ささやきの森
開館時間: 10:30~16:30
休館日: 不定休
鑑賞料金: 鑑賞料 無料
豊島の見どころ ②家浦エリア
豊島横尾館
アーティスト・横尾忠則と、建築家・永山祐子による「豊島横尾館」は、豊島の玄関口となる港に面した家浦地区の、集落にある古い民家を改修してつくられました。展示空間は、既存の建物の配置を生かして「母屋」「倉」「納屋」で構成され、平面作品11点を展示しています。また、石庭と池、円筒状の塔にはインスタレーションが展開され、作品空間は敷地全域にシンボリックな拡がりをみせます。その空間は、生と死を同時に想起させる哲学的な場となり、さらに、建物には光や色をコントロールする色ガラスを用いて、豊島の光や風や色、作品の見え方をさまざまに変容させて、空間体験をコラージュのようにつなげます。
豊島横尾館
開館時間: 3月1日 〜 10月31日10:00 〜 17:00(最終入館16:30)11月1日 〜 2月末日10:00 〜 16:00(最終入館15:30)
休館日: 火曜日(3月1日〜11月30日)火曜日から木曜日(12月1日〜2月末日)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
鑑賞料金: 520円 ※15歳以下無料
針工場
豊島の家浦岡集落でかつて操業していたメリヤス針の製造工場跡に宇和島の造船所で一度も本来の役目を果たすことなく約30年間放置されていた、鯛網漁船の船体用の木型が設置されています。別々の記憶を背負った2つの存在が、アーティストを通して重ね合わせられ、新たな磁場となって作品空間を形成しています。全長17mを超す船型は、切断することなく一隻丸ごと台船に載せられ、宇和島から瀬戸内海を渡って豊島へと運びこまれました。その時の様子は制作プロセスにて見ることができます。
針工場
開館時間: 10:30~16:30
休館日: 不定休
鑑賞料金: 520円 ※15歳以下無料
トムナフーリ
「トムナフーリ」とは、古代ケルトにおける霊魂転生の場であり、この場所で魂は次の転生までの長い時を過ごすと考えられています。アーティストの森万里子は、この伝説と古代の人類があらゆる場所でスタンディングストーン(石柱)を建立していたという史実に触発されて、生と死を象徴する、現代における新たなモニュメントを制作しました。
トムナフーリ
開館時間: 10:30~16:30
休館日: 不定休
鑑賞料金: 300円 ※15歳以下無料
豊島の見どころ ③甲生(こう)エリア
豊島八百万(やおろず)ラボ
豊島の南西、海辺に位置する甲生地区の民家を改修して、アートと科学の力で新しい神話や神様をつくっていくプロジェクトです。 古事記などに登場し、豊島の名の由来とも言われる豊玉姫のお話も交錯し、女性に夢やエネルギーを与える未来の神話を創り出しています。都市から離れた、豊かな自然に恵まれた場での体験は、科学の進歩と共に歩む私たちの未来に、新たな視点を提示していく機会と
犬島の見どころ
犬島精錬所美術館
犬島精錬所美術館は、犬島に残る銅製錬所の遺構を保存・再生した美術館です。「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた美術館は既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地中熱などの自然エネルギーを利用した環境に負荷を与えない三分一博志の建築と、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品、また植物の力を利用した高度な水質浄化システムを導入しています。「遺産、建築、アート、環境」による循環型社会を意識したプロジェクトです。
犬島精錬所美術館
開館時間: 9:00 〜 16:30(最終入館16:00) チケットセンター 9:00 〜 17:00
休館日: 火曜日から木曜日(3月1日〜11月30日)12月1日〜2月末日
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は火曜日開館、翌水曜日休館
鑑賞料金: 2,100円 ※犬島「家プロジェクト」、犬島 くらしの植物園と共通 ※15歳以下無料
犬島「家プロジェクト」
「日常の中の美しい風景や作品の向こうに広がる身近な自然を感じられるように」との願いを込めて平成22年(2010年)に開館した企画展示を目的としたギャラリーです。アーティスティックディレクターに長谷川祐子、建築家に妹島和世を迎えて令和3年(2020)5月現在、「F邸」「S邸」「I邸」「A邸」「C邸」の5つのギャラリーと「石職人の家跡」で、島の風景を見ながら点在する作品を巡る体験を「桃源郷」をテーマにした一連の物語になぞらえていますさまざまなアーティストの作品を公開しています。集落に点在するギャラリーは、かつて建っていた民家の瓦屋根や古材、透明なアクリル、周囲の風景を映し出すアルミなど多様な素材でつくられています。
犬島「家プロジェクト」
開館時間: 9:00 〜 16:30 チケットセンター 9:00 ~ 17:00
休館日: 火曜日から木曜日(3月1日〜11月30日)、12月1日〜2月末日
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は火曜日開館、翌水曜日休館
鑑賞料金: 2,100円 ※犬島精錬所美術館、犬島 くらしの植物園と共通 ※15歳以下無料
犬島 くらしの植物園
長く使われていなかったガラスハウスを中心とした約4,500㎡の土地を再生し、犬島の風土や文化に根ざした植物園として展開しています。完成された場としての見学型の植物園ではなく、島民と島を訪れた人がとともに土地を開墾していきながら、自然のサイクルに身を置き、食べ物からエネルギーに至るまで、自給自足しながら自然ととも暮らす歓びを体験できる場づくりとなることを目指しています。自然の巡りや植物の力をくらしに活かす術を島民に教えてもらいながら、ワークショップ等を通じて「食」や「香り」「学び」「遊び」など、「植物にできることのすべて」が体感できるような機会と空間を提供します。
犬島 くらしの植物園
開園時間: 9:00 〜 16:30
休園日: 火曜日から木曜日(3月1日〜11月30日)、12月1日〜2月末日
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
※ただし月曜日が祝日の場合は火曜日開館、翌水曜日休館
鑑賞料金: 2,100円 ※犬島精錬所美術館、犬島「家プロジェクト」と共通 ※15歳以下無料
直島 島内の移動
町営バス
フェリーの発着所である宮浦港から、家プロジェクトのある本村地区を経由し、つつじ荘までの間を運行しています。つつじ荘から先は、美術館エリアです。美術館エリアでは「ベネッセアートサイト直島場内シャトルバス」が運行されています。
レンタサイクル・レンタルバイク
宮ノ浦地区
宮ノ浦港で船を降りて、道をを隔てた所に「カフェおうぎや」、「T.V.C.直島レンタルサービス宮浦店」、「ゆうなぎ」、「ふうちゃん」というレンタサイクルの店があります。、直島銭湯「I♥湯」の奥に「Little Plum」というお店があります
本村地区
本村港すぐ近くに「Cafe Restaurant Garden」、本村港から社屋が見える「T.V.C.SERVICE(T.V.C.直島レンタルサービス本村店)」、家プロジェクト「石橋」近くの「島小屋 | BOOK CAFE & TENT STAY」があります。
豊島 島内の移動
「豊島シャトルバス」が運行しています。もしくはレンタサイクルの利用です。数に限りがあるので、事前に問い合わせした方がいいです。
瀬戸内の育んできた歴史と文化、自然を活かして展開されている豊島のアートプロジェクト。少子高齢化が本格的に到来した中、地方は地域づくりの担い手不足という課題に直面していますが、観光に来た「交流人口」に加えて、地域と多様に関わる「関係人口」を増やしていける魅力的な取り組みです。風光明媚な瀬戸内の自然と、交通の要衝として歩んできた歴史と文化を感じ、地域の人々との交流を深めながら芸術に浸るひと時を過ごすことができます。2010年から3年に一度、開催される「瀬戸内国際芸術祭」も見どころです。