アラスカクルーズでは大自然の営みによって育まれた氷河やフィヨルドといった絶景、クジラやイルカといった海の上でしか出会えない野生の哺乳動物の観察といった魅力に出会えます。ベストシーズンは6月から9月。世界中から大勢の観光客が訪れます。アラスカクルーズの寄港地の一つ、ジュノーを紹介します。
ジュノーの町の概要
ジュノーはアラスカ州の州都。町のの歴史はジョー・ジュノーとディック・ハリスという二人の鉱山師が町の中央を流れている小さな川の中から豆粒ほどの金塊を見つけたことから始まりました。この発見は世界最大級の金鉱の発見につながり、アラスカはゴールドラッシュの時代になりました。金鉱は既に閉鎖されていて、現在は州政府や合衆国政府の建物が並ぶアラスカの政治の中心となっていて、風光明媚な美しい自然と氷河の景観を楽しむことができます。
ジュノーのおすすめ観光スポット
メンデンホール氷河
メンデンホール氷河は全長 19 キロ、幅 0.8 キロ、深さ 90 メートルから 500 メートルあります。ジュノー氷原からメンデンホール湖まで広がっています。メンデンホール氷河は、氷が溶けることで洞窟が形成され、氷河の内部を見ることができます。外側から照る太陽の光は、氷河を通ることによって青く変色するため、洞窟内には神秘的な青い氷の世界が広がっています。
ロバーツ山
ジュノーの港のすぐ横から出発するトラムウェイに乗って山頂まで移動することができます。山頂までは約5分。ジュノーの街や港に停泊している船を眺めることができます。山頂にはトレイルや売店、展示室などがあります。
トレーシーアーム
トレーシーアームの特徴は幅の狭いフィヨルドが2つあって、氷河と一緒に観られる景色を楽しめることです。水路の最深部にあるソーヤ氷河から流れ出てくる美しく青々とした氷河は見ごたえ抜群。アザラシなど野生動物なども見ることができます。
ジュノーのおすすめアクティビティ
クルーズで寄港した際に楽しめる寄港地観光ツアーもたくさん組まれています。ホエールウォッチングでは何百頭ものザトウクジラが子育てのため北インサイド・パッセージ海域を通り、その飛び跳ねる姿を見ることができます。マコーレー サーモン孵化場では産卵のため川を上ってくる鮭の孵化の様子を見ることができます。上空からは、ギザギザと尖った氷河、壮観な氷瀑と雄大な岩など貴重な景色を眺めることができる氷河飛行などアクティビティも楽しめる観光ツアーもあります。
市内には州議会、聖ニコラス・ロシア正教会、博物館、ギフトショップ、レストランやパブの他、前世紀初頭の建物が並ぶ歴史的なサウス・フランクリン通りなどもあり、ゴールドラッシュで栄えた過去の繁栄の名残を感じることができるジュノーの町。ひとたび町から離れると、雄大な自然を感じることができるアラスカの政治の中心都市です。