「ぬれ煎餅」でおなじみの銚子電鉄
銚子電鉄は銚子市内を走る鉄道会社。JRの駅ともつながっている銚子駅から外川駅まで6.4キロの区間で運行されています。以前、公式ウェブサイトで「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」というメッセージを発して自社で製造・販売しているぬれ煎餅の購入を呼びかけて全国から購入者が殺到しました。その後、東日本大震災の風評被害による観光客激減、過疎化もあり経営は厳しいようです。古くから太平洋に面した漁港として栄えた街。太平洋に面した絶景ポイントなどもある房総の旅、銚子電鉄沿線の見どころを紹介します。
銚子へのアクセス
銚子電鉄の始発駅は銚子駅。JR東日本の特急列車「しおさい」で行くことができます。東京~銚子間は下りが6本、上りが5本あります。また浜松町駅、東京駅から高速バスも出ていて、こちらのほうが本数も多いです。
沿線の見どころ:地球が丸く見える展望台
初日の出のスポットとしても知られる犬吠埼ですが、この犬吠埼にあるのが「地球が丸く見える展望台」。文字通り、360度のパノラマで太平洋を一望できます。遠くには「東洋のドーバー」といわれる屏風ヶ浦の断崖も見えます。最寄り駅は犬吠駅。徒歩15分程度歩きます。展望ラウンジでカフェもしながら一面の大海原も見ることができます。
沿線の見どころ: ヤマサ醤油工場見学
利根川 河口の街でもある銚子市は醤油の産地としても有名です。仲ノ町駅のすぐ傍にあるのが「ヤマサ醤油」。最初に案内所で醤油の製造工程の映画を見て、その後工場内を見学します。150MLの卓上醤油も一本もらえます。黒蜜風醤油を使った「しょうゆソフトクリーム」は深いコクのある味わいを楽しめます。
沿線の見どころ 終点の漁港の街 外川
外川駅の駅舎は大正12年に建てられた木造の駅舎です。駅を降りると港まで坂道になっていて昭和の雰囲気を残す家々が立ち並んでいて、時間がとまったかのような気分を味わうことができます。駅を降りて、港までのんびり坂道を歩いてみてはいかがでしょうか。
銚子電鉄乗車にお得なきっぷ
「孤廻手形」は銚子電鉄の一日乗車券。おとな700円、こども350円で」1日中、乗り放題です。「孤廻手形Delux」はおとな1,000円、こども500円。乗り放題に加えて「地球が丸く見える展望台」入場券、銚電写真館入館、ぬれ煎餅1枚プレゼント、圓福寺御守りプレゼントといった特典がついてきます。