宮崎県日南市は広島カープのファンにとってはおなじみの町。毎年、広島カープは春のキャンプを日南市で行っています。日南海岸はリアス式海岸が美しい海岸。市内にある油津港は近年、大型クルーズ船の入港も相次いでいる人気のクルーズ寄港地の一つです。
日南市のおすすめ観光スポット
日南海岸のパワースポット鵜戸神宮
日向灘に面した鵜戸崎岬の突端にある神秘的な洞窟の中に朱塗りの色鮮やかな本殿が鎮座している鵜戸神宮。岬のまわりには奇岩、怪礁が連なっていて、太平洋の荒波が打ち寄せる美しい景勝地となっています。主祭神は山幸彦と豊玉姫命の間にたんじょうした日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)。「鵜戸さん」と呼ばれて親しまれていて、縁結び、夫婦円満、安産祈願のご利益があるといわれています。男性は左手、女性は右手で願いを込めながら運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れれば願いが叶うといわれています。
開閉門時間:4月~9月 午前6時~午後7時/10月~3月 午前7時~午後6時
アクセス:
油津駅前バスセンターから路線バス「宮崎駅・空港駅行」に乗車(約20分)
鵜戸神宮で下車。バス停から徒歩で約10分
モアイ像が見られる「サンメッセ日南」
日南海岸の東斜面の傾斜地にある観光スポットが「サンメッセ日南」。ここでは日向灘を背にして7体のモアイ像が立っています。なぜ、宮崎にモアイ像があるのか?日本のモアイ修復チームが、1992年から3年かけて倒れていたイースター島の15体のモアイを立ち上げた奉仕と友情ことにたいしてラパヌイと呼ばれるイースター島の長老会と島民が、日本で復元することを初めて許可しました。日南海岸の景観がモアイ像にふさわしいとされてこの地に世界で唯一7体のモアイ象が完全に復刻されました。
営業時間:午前9時30分から午後5時まで
定休日:第一、第三水曜日(8月、祝日を除く)
入園料:大人700円、中学生500円、4歳以上350円
九州の小京都 飫肥城・飫肥城下町
飫肥城下町
飫肥藩は天正16年(1588)から明治維新まで約280年間伊東氏5万1千石の城下町として栄えました。城下町は現在も武家屋敷を象徴する門構え、風情ある石垣、漆喰塀が残る町並みが残されていて昭和52年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。商人町通りには樽を店頭に置いた商家や、格子に壁燈籠、番傘を飾った商家が軒を連ね、町を流れる堀割の清流など、江戸時代の面影を残した街並みを楽しむことができます。レンタサイクルがあって自転車で観光を楽しむことができます。南国の城下町を散策してみてはいかがでしょうか。
飫肥城
伊東氏の居城、飫肥城。伊東家ゆかりの資料を展示する歴史資料館や江戸時代初期の書院造の御殿を復元した「松尾の丸」、「癒しの森」と呼ばれる旧本丸跡が見どころです。また伊東家の歴史を綴る貴重な資料が展示されている歴史資料館があります。
日南市のおすすめグルメ
日南市はカツオの一本釣りの水揚げ量が日本一。そこで新しく考え出された日南市のご当地グルメが「日南一本釣りカツオ炙り重」。それぞれのお店のオリジナルの2種類の漬けカツオを七輪で炙って、重箱に盛られたご飯に載せて食べます。例えば四季の味 みどりやではしょう油ベース、ごま味噌ベースの2種類のづけだれが用意されています。地元の食材を使った季節の副菜、汁物も豊富です。日南でのランチにいかがでしょうか。
初春の南国を満喫 油津に寄港するおすすめクルーズ
大型クルーズ船の誘致に積極的な油津ですが、2020年後半から2021年前半にかけてのおすすめのコースが下記のコース。
ホーランドアメリカ ノールダム号で行く 沖縄(那覇・石垣島)・台北(花蓮・台北)14泊15日 -横浜発着-
2021年3月27日に横浜港を出港して、4月10日に戻ってきます。船は神戸、那覇、石垣島、台湾(花蓮)、鹿児島、油津、清水の順番に寄港します。神戸では2泊寄港します。海上を移動するクルーズ船ならではのコース。同じ南九州の鹿児島や沖縄の島々、富士山の観賞スポット静岡県の清水とともに訪ねます。日本の地方都市の良さを再発見する旅に船で出かけてみてはいかがでしょうか。