JR九州ではD&S列車という観光列車を九州各地で走らせています。このたび新しく運行開始が発表されたD&S列車が「36ぷらす3」。木曜日から月曜日の5日間をかけて、九州全県を運行、2020年秋にデビューします。九州の魅力を余すところなく感じることができる新しいD&S列車についてJR九州のプレスリリースを基に紹介していきます。
「36ぷらす3」のコンセプト
「36ぷらす3」世界で36番目に大きい島、九州全県を巡ることから名付けられました。5つのルートに、九州を楽しむ35のエピソードをぎゅーっと詰め込んで、お客さまをお迎えして、全ルート楽しんで、お客さまご自身に“36番目のエピソード”を語っていただきたいという思いが込められています。この列車で、驚き、感動、幸せをお届けし、「お客さま、地域の皆さま、私たち」でひとつになって、39(サンキュー!)=「感謝」の輪を広げていきたいという願いが込められています。
「36ぷらす3」の車両
「36ぷらす3」はJR九州では初となる、電車によるD&S列車。1992年にデビューの特急「つばめ」を皮切りに、現在も特急「かもめ」「にちりん」など九州各地で活躍している787系電車がD&S列車の車両として利用されます。かつて運行していた特急「つばめ」で人気を博した“ビュッフェ”も復活します。車両のデザインは「ななつ星」をデザインした水戸岡鋭治氏です。車両は6両編成で全席グリーン車になります。
「36ぷらす3」の運行ルート
木曜日から月曜日にかけて5日間にわたって運行する「36ぷらす3」。各曜日ごとの運行ルートは下記のとおりです。
木曜日:博多→熊本→鹿児島中央
金曜日:鹿児島中央→宮崎
土曜日:宮崎空港・宮崎→大分・別府
日曜日:大分・別府→門司港→博多
月曜日:博多↔佐賀↔長崎
以上です。
上記記載の各日単位で乗車することができます。運行は日中の時間帯になり、宿泊設備はありません。また乗り降りは門司港駅、八代駅、仙台駅を除く各駅で可能とのこと。年間で45周程度の運転を予定しているとのことです。
販売方法、運転時刻、運転日、そして車両編成の詳細はこれから発表されるとのこと。温泉や自然景観、歴史遺産やグルメなど各県それぞれ魅力を持つ九州の良さを感じることができる旅になりそうです。これからの発表が待ち遠しいですね。