京阪神地方と大分、別府を結ぶフェリーが「さんふらわあ」。定期便は夜、港を出港して翌朝、目的地に到着します。その「さんふらわあ」が年に4回、昼間の航路を運航しています。通常の航海では見ることができない、刻一刻と表情を変える美しい瀬戸内海の多島美と本州と四国を結ぶ橋を見ながらフェリーの旅を楽しめます。
昼の瀬戸内海感動クルーズ 2019年航海スケジュール
すでに5月12日(日)、6月2日(日)の航海は終了しましたが、秋にかけて10月20日(日)、11月10日(日)と航海があります。ともに神戸六甲アイランド港を10時40分に出発して、22時00分に大分港に到着します。船は明石海峡大橋を11時40分、瀬戸大橋を15時08分、来島海峡大橋を17時30分に航行します。時期的に来島海峡大橋を通過する頃は夕暮れ時でしょうか。船上から瀬戸内海の夕景も楽しむこともできるかと思います。
船内でグルメを楽しむ
乗船時にはウェルカムドリンクでお出迎え。10月20日(日)、11月10日(日)は昼食は日本料理の老舗「なだ万」の弁当です。伝統を守りつつ、時代にあった老舗の味を船上で楽しむことができます。夕食は船上バイキング(別途:2000円)。ご当地グルメ満載の食事を楽しむことができます。また船内では季節に応じた食のイベントも開催されるとのこと、景観とともにグルメも楽しむことができます。
航海中に開催される船内イベント
「昼の瀬戸内海クルーズ」では航海中にエンターテイメントのイベントも楽しめます。
10月20日(日)の航海のイベント
10月20日(日)の航海では、神戸を拠点に活動するアカペラグループ「チキンガーリックステーキ」のメンバーによるアコースティックユニットコンサートではバラード曲を中心にオリジナルソングや往年のヒット曲、隠れた名曲まで堪能することができます。また宝塚歌劇団OGレビューショーでは根強い人気を誇る宝塚歌劇団のOGによる華やかなステージを楽しむことができます。
11月10日(日)のイベント
11月10日(日)の航海では、毎年5月に開催される世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチが音楽監督を務める「別府アルゲリッチ音楽祭」を主宰しているアルゲリッチ芸術振興財団によるクラシックコンサートが開催。大分出身のソリストが船内で演奏します。
到着後はホテルシップも利用可能
大分港到着後は、翌朝まで船室に引き続き宿泊することができます。ホテルシップ料金は部屋タイプで異なりますが、デラックスタイプの部屋でも一人7,000円と大変お得。朝食代金も含まれています。
瀬戸内海は近年、「日本のエーゲ海」とも呼ばれ海上に浮かぶ多島美が織りなす景観の素晴らしさがあらためて見直されています。瀬戸内海は内海のため、波によって船が揺れることが少ないのも大きなポイント。日常を忘れてのんびりと船旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。