「住みやすい町」のランキング上位常連の福岡市。ビジネスマンにも人気の希望勤務地で、福岡に赴任して、あまりの住み心地の良さに異動で福岡を離れるのが名残惜しいといった話もあります。町は洗練されていて、市内には大濠公園をはじめ、公園が多く、自然に触れあえる身近な行楽地が市内にあるのが魅力。そんな福岡の「住みやすさ」を象徴するスポットの一つが能古島です。
能古島の概要
能古島は博多湾に浮かぶ周囲12㎞の小さな島。美しい自然はもちろんのこと、古代には防人(さきもり)が置かれ、万葉集にも詠われるなど歴史豊かな場所でもあります。福岡市街からフェリーでわずか10分。
能古島への行き方
能古島へは福岡市営渡船のフェリーに乗っていきます。能古島行きのフェリー乗り場は福岡市西区にある「姪浜旅客待合所」です。フェリーの時刻表は下記の通り。1時間に1本~2本、朝から夜まで船が出ていてアクセス至便です。またフェリーには自転車やバイク、車も乗せることができます。
福岡市営渡船時刻表
便 | 能古発 | 姪浜着 | 姪浜発 | 能古着 |
1(日祝日運休) | 5時00分 | 5時10分 | 5時15分 | 5時25分 |
2 | 6時00分 | 6時10分 | 6時15分 | 6時25分 |
3 | 6時30分 | 6時40分 | 6時45分 | 6時55分 |
4 | 7時00分 | 7時10分 | 7時15分 | 7時25分 |
5 | 7時30分 | 7時40分 | 7時45分 | 7時55分 |
6 | 8時00分 | 8時10分 | 8時15分 | 8時25分 |
7 | 9時00分 | 9時10分 | 9時15分 | 9時25分 |
8 | 10時00分 | 10時10分 | 10時15分 | 10時25分 |
9 | 11時00分 | 11時10分 | 11時15分 | 11時25分 |
10 | 12時00分 | 12時10分 | 12時15分 | 12時25分 |
11 | 13時00分 | 13時10分 | 13時15分 | 13時25分 |
12 | 14時00分 | 14時10分 | 14時15分 | 14時25分 |
13 | 15時00分 | 15時10分 | 15時15分 | 15時25分 |
14 | 16時00分 | 16時10分 | 16時15分 | 16時25分 |
15 | 17時00分 | 17時10分 | 17時15分 | 17時25分 |
16 | 17時30分 | 17時40分 | 17時45分 | 17時55分 |
17 | 18時00分 | 18時10分 | 18時15分 | 18時25分 |
18 | 18時30分 | 18時40分 | 18時45分 | 18時55分 |
19 | 19時30分 | 19時40分 | 19時45分 | 19時55分 |
20 | 20時15分 | 20時25分 | 20時30分 | 20時40分 |
21 | 20時45分 | 20時55分 | 21時00分 | 21時10分 |
22 | 21時45分 | 21時55分 | 22時00分 | 22時10分 |
23(日祝日運休) | 22時25分 | 22時55分 | 23時00分 | 23時10分 |
姪浜旅客待合所へのアクセス
JR博多駅「博多駅前A」、天神「天神バスセンター前(1A)」の乗り場から「都市交301番系統」もしくは「都市交302番系統」の「能古渡船場」行きのバスに乗車、終点で下車。
地下鉄空港線姪浜駅で下車して「姪浜駅北口 」から「98番系統」の「能古渡船場」行きのバスに乗車、終点で下車。
福岡市営渡船 能古・姪浜航路
運賃 運賃は大人230円(小人120円)
特殊手荷物運賃(自転車、バイク)
自転車:120円/ バイク 125cc以下:240円、125cc超750cc未満:370円、750cc以上:490円
自動車航送運賃
車体の長さ3m未満:1,360円、3m以上4m未満:1,570円、4m以上5m以下:2,520円
5mを超える車は,520円に5メートルを超える部分1メートルまでごとに750円を加算。
能古島の見どころ
のこのしまアイランドパーク
能古島北部に広がる約15万平方メートルの自然公園「のこのしまアイランドパーク」。カップルにとって絶好のデートスポットでもあります。春は菜の花、桜、リビングストンデージー、ポピー、つつじ、マリーゴールド、夏はひまわり、あじさい、ケイトウ、ダリア海紅豆、ブーゲンビリア、サルビア、秋はコスモス、ダリア、海紅豆、サルビア、オキザリス、冬は日本水仙、さざんか、つばき、梅、オキザリスと一年を通じて四季折々の花々が咲き誇ります。園内ではのこのこボール 、ミニ動物園 、 ロープスキー 、 アスレチックがある他、レトロな町並みを再現した「思ひ出通り」では昔懐かしい駄菓子やおもちゃ、和雑貨などを売っているお店があり、ろくろ体験、楽焼の絵付け体験ができます。細めんでコシがある「能古うどん」といたグルメも楽しめます。園内には戸建てのコテージもあり宿泊可能。洗練されデザインの「Villa防人」、レトロな佇まいの「防人の里」が各5棟ずつあります。
能古島アイランドパーク
営業時間 月曜日~土曜日 9:00~17:30/ 日曜日・祝日 9:00~18:30(冬季は平日と同じ時間)
定休日 年中無休
入園料 大人(高校生以上):1,200円、こども(小・中学生):600円、幼児(3歳以上):400円
能古島展望台
能古の山頂標高195mの高台にある展望台。博多湾はもちろんのこと、福岡タワーをはじめとする福岡市街、志賀島や玄海島、糸島半島を360度パノラマビューを楽しめます。
能古島 グルメ
能古かもめ
船着き場の隣にある食堂。「かもめ定食」は14時までのメニュー。日替わりの新鮮な魚の煮つけをメインに、味噌汁、小鉢、ごはんがついています。能古島産甘夏の果汁と自家製の甘夏ピールを使用した「甘夏のシフォンケーキセット」、能古島産のさつま芋をクリームとして使用した「さつま芋のロールケーキセット」、能古島産のみかん「能古島はやか」の色鮮やかな果汁を使って焼いたシフォンケーキ「はやかのシフォンケーキセット」といった季節のスイーツも楽しめます。
のこバーガー
観光案内所「のこの市」の中にあるお店。お肉の肉汁とトマトの甘みがマッチした美味。旬の時期には能古島産の野菜を使っているとのこと、パン生地も福岡市内のお店から仕入れているとのことです。
海鮮食堂雑魚
博多港で水揚げされたばかりの旬の魚を食べられるボリュームも満点の食堂です。
能古島での交通手段
能古島内では西鉄バスの運行もありますが、レンタサイクルもあります。能古島の渡船乗り場の隣にある観光案内所「のこの市」があり、レンタサイクルの受付も行っています。料金は普通の自転車が1時間300円もしくは1日1,000円、電動付き自転車は1時間400円もしくは1日1,500円です。能古島は平地は沿岸部のみで島内の道路はアップダウンもあります。「のこのしまアイランドパーク」に加えて、展望台などにも足を運びたい人は、電動付き自転車がおすすめです。観光案内所では「能古うどん」を食べることができます。
のこの市
住所 福岡市西区能古457-16 能古島渡船場隣
TEL 092-881-2013
営業時間 8:30~17:30
定休日 年末年始
クイーンビートル 国内遊覧
「QUEEN BEETLE」はJR九州高速船が運航している博多と釜山を結ぶ高速船。現在、定期航路は全面運休していますが、国内遊覧コースを実施しています。2021年4月、5月のスケジュールは次の通りです。
福岡湾遊覧コース
海上から福岡タワーや志賀島、能古島を眺めることができる90分のショートクルーズ。ランチタイムとティータイムに運航。船内のカフェで飲食も楽しめます。
運航日 4/17、18、24、25、29、5/1、2、3、4、5、15、22、29
発着時刻 11:00発→12:30着、14:00発→15:30着
運賃
年齢区分 | スタンダードクラス | ビジネスクラス |
大人(中学生以上) | 4,400円 | 5,900円 |
小児(小学生) | 2,200円 | 3,700円 |
糸島沖遊覧コース
夕暮れ時の博多湾を周遊するコース。美しい夕日が見られるスポットが数多くある糸島半島沖を運航。船上から玄界灘に沈む美しいサンセットを眺めることができます。
運航日 4/3、4、10、11、17、18、24、25、29、5/1、2、3、4、5、15、22、23、29、30
発着時刻 17:00発→19:00着(5/23、30は18:00発→20:00着)
運賃
年齢区分 | スタンダードクラス | ビジネスクラス |
大人(中学生以上) | 5,500円 | 7,500円 |
小児(小学生) | 2,750円 | 4,750円 |
バスツアー参加がおすすめ
大手旅行会社のHISでは国内遊覧コースの実施に合わせて、バスツアーを企画しています。博多湾遊覧コースでは
- 福岡の人気パティスリー店パティスリージョルジュマルソーで人気のいちごパフェ「エリザベス」をビジネスクラスで楽しめるコース
- 昼食でHISオリジナル韓国料理の「機内食」を楽しめるコース
- 「クイーンビートル」乗船に加えて、オープントップバスでの博多市内観光&360度の絶景を楽しめるスカイ カフェ&ダイニング
ルフージュでの虹色ロールパフェ付ステーキランチを楽しめるコース
糸島沖遊覧コースでは
- 韓国のソウルフード、チキンを食べながらビールを飲む「チメク」を楽しみながら博多湾に沈む夕日を楽しめるコース
博多湾のクルージングに福岡の魅力や韓国のグルメを楽しめるコースが用意されています。ゴールデンウィークのプチ旅行におすすめです。
福岡市では他にも東区の志賀島と海の中道、福岡市近郊では近年、お洒落スポットとして人気上昇中の糸島などプチリゾートを満喫できるスポットがあります。福岡の町に「暮らすように」宿泊して福岡市民にとっても手軽な「日帰り観光スポット」に足を運んでプチリゾート気分を味わってみてはいかがでしょうか。