サントリーニ島はエーゲ海クルーズで最も人気のある寄港地の一つ。この島を訪ねることがクルーズ参加の目的だったりします。青い空と海に白壁の建物が建ち並ぶ街並みが絶景が魅力の島。紀元前1500年頃まで噴火活動を繰り返し、そのため現在のような三日月形になったという島です。サントリーニ島についてこの記事では紹介させていただきます。
サントリーニ島の概要
サントリーニ島は「サントリーニ・カルデラ」というカルデラの一部でその外輪山にあたります。島の周囲には外輪山に相当する外輪山に相当する高さ200mから300mの崖があり、崖に沿って建てられた白い住居とエーゲ海の碧い海が見事に調和して美しい景観を生み出しています。島の中心はフィラ。フィラからは主要な観光スポットへ向かうためのバスが出発しています。またレストランやカフェ、ショップなども充実しています。
サントリーニ島のおすすめ観光スポット
イアのブルードーム
サントリーニ島には白い壁に青い屋根を持つブルードームと呼ばれる教会を至るとこところで見ることができます。中でも最も有名なのがイアにあるブルードームです。エーゲ海の紺碧の海と、屋根越しに見えるイアの街並みはまさに圧巻です。
イアの古城
イアの古城は夕陽のスポットとして有名。日中はイアの街並みとエーゲ海のターコイズブルーの海、そして青々とした空を眺めることができます。陽が沈む時間が近づくと、空も海もオレンジ色に染まって、町には灯りがともります。サントリーニ島に寄港するクルーズには2泊停泊するコースもあります。昼間の景観も素晴らしいですが、2泊停泊するコースに参加した場合、ぜひ「世界一の夕陽」を堪能しましょう。世界的にも有名な夕陽スポットだけに混雑も予想されます。夕陽をご覧になる時は早めに行くことを強くおすすめします。
アクロティリ遺跡
アクロティリ遺跡はクレタ文明時代の集落。紀元前16世紀のテラン噴火で火山灰に埋もれてしまった集落です。発掘調査では保存状態のよいフレスコ壁画をはじめ、土器・青銅器などが発見されました。「アトランティス」の伝説のモチーフになったともいわれています。
古代ティラ遺跡
サントリーニ島の南東部にある都市集落跡。紀元前9世紀頃にスパルタから来たドリス人によって築かれたといわれています。東ローマ帝国の時代まで栄えていましたが、8世紀頃の火山噴火で火山灰に覆われ、廃墟になったと考えられています。
サントワインズワイナリー
日本国内ではあまり見かけることはないですが、サントリーニ島はワインの産地としても有名です。ワイン好きにはおすすめのワイナリー訪問。日本国内ではあまり流通していないからこそ、希少価値も高くなります。ワイナリーはエーゲ海を見渡すことができる断崖の上にあります。エーゲ海を眺めながら飲むワインは贅沢なひとときではないでしょうか。
ワイン博物館
ワイン博物館はワイナリーとサントリーニ産ワインの歴史を展示した地下博物館が併設されている施設です。ワインの製造法の移り変わりや製造に使われた道具を展示しています。また季節ごとの作業が人形を用いて展示されています。ワインのテイスティングもあり。ワイン通必見の場所です。
レッドビーチとホワイトビーチ
サントリーニ島には美しい海岸もいっぱい。赤い岩肌の崖に囲まれている赤土のビーチ「レッドビーチ」、そそて「レッドビーチ」の西側にある「ホワイトビーチ」は真っ白な石灰の岩で囲まれています。ホワイト・ビーチまでのアクセスはボートでのみ。レッドビーチから10分程度ですので、両方のビーチをあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
エーゲ海クルーズの中でも停泊時間が比較的長めのサントリーニ島。美しい海とロマンティックな家々に日本ではあまり飲む機会がないサントリーニ産のワイン、古代の人々の営みと火山と共に歩んできた島の歴史がわかる古代遺跡など見どころはいっぱいです。イアの町はフィラからバスで約20分、片道1.2ユーロ。日中は20~30分おきにバスが出ています。