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世界自然遺産 知床
オホーツク海の南端に突出している知床半島。火山活動などによって形成された標高1,500m 級山々、切り立つ海岸断崖、湿原・湖沼群などに自然によって育まれた雄大な自然景観が見どころ。そんな知床半島の見どころを紹介させていただきます。
知床の観光スポット
知床五湖
知床の原生林に囲まれてたたずむ美しい5つの湖です。気軽に歩いて行けるのは「高架木道」。往復約1.6㎞で湖に映る知床連山や遙かに広がるオホーツク海など、知床五湖の魅力を気軽に体験することができます。5つの湖を一周することができる「地上遊歩道」は全周3.0㎞の大ループと全周1.6㎞の小ループがあり、5つの湖を野生の息吹を感じながら原生林を散策することができます。登録引率者が引率するツアー参加が必要になります。周りの樹林や知床連山を湖面に写しながら静寂を保っているその姿は、まさに原始の中の楽園です。
知床峠(知床横断道路)
斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ知床横断道路の頂上、知床連山の尾根筋にあたる標高738mの峠です。目の前には雄大な羅臼岳がそびえていて、条件が良ければ北方領土の国後島を見ることもできます。7月下旬でも見ることができる残雪や羅臼岳の紅葉も見ごたえがあります。
フレペの滝
この滝には川がなく知床連山に降った雪と雨が地下に浸透して、垂直に切り立った約100mの断崖の割れ目から流れ落ちています。地中の水が崖からほろほろとこぼれてオホーツク海に注ぎ込む様子から「乙女の涙」という別名が付いています。知床自然センターから遊歩道を歩いて片道20分程です。
オシンコシンの滝
「日本の滝100選」に選ばれている滝です。この滝は途中から流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれています。滝の中ほどまで階段で上がることができて、雄大な滝しぶきを間近に見ることができます。また、滝の上にある展望台からはオホーツク海や知床連山を眺めることができます。
オロンコ岩
ウトロ港近くにそびえ立つ高さ約60メートルの巨岩です。岩の名前はこのあたりに住んでいた先住民族オロッコ族にちなんでいるといわれています。170段余りの階段を上っていくと頂上からは知床連山やウトロの町並み、オホーツク海を一望することができます。
カムイワッカ湯の滝
活火山である知床硫黄山の中腹から涌き出る温泉が川に流れ込んでいて、滝全体が温泉になっています。

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プユニ岬
ウトロから知床自然センターへ向かう途中の上り坂にある絶景スポット。オホーツクの美しい海岸線やウトロ港が一望することができます。
知床の観光はレンタカーが便利
知床半島は鉄道網がなく、シャトルバスなどがあるものの本数は少なく、やはり車での観光が便利です。「ドア・ツー・ドア」で移動出来て、時間に縛られないのも大きな魅力です。知床への玄関口となるのは女満別空港。羽田からの直行便もあります。レンタカー会社の営業所も各社ありますので、空港でレンタカーを借りるといいです。またオホーツク紋別空港を利用してもいいかと思います。