「感動の大地」と呼ばれる雄大な自然が広がる北海道。鉄道網があまり十分でなく、広く大きな北海道では、高速道路を利用して目的地に向かうこともおすすめです。そんな北海道の観光の強い味方になるのがレンタカー。今回は阿寒摩周国立公園と釧路湿原国立公園に絞っておすすめ観光スポットを紹介します。
釧路市湿原展望台
湿原の「ヤチボウズ」をモチーフにした外観の3階建ての展望・展示施設です。3階の展望室と屋上からは湿原のほか、釧路市街や太平洋まで眺めることができ、サテライト展望台へ続く遊歩道も併設しています。1階は入場無料でショップやレストランなどがあり、2階からが有料展示となっています。釧路湿原を再現するゾーンには幻の巨大魚「イトウ」など、湿原の動植物を復元した展示物などを見ることができます。また1周約2.5kmの遊歩道の途中にはサテライト展望台があり、右回りの約1kmはバリアフリーになっています。
細岡展望台
釧路湿原の東側に位置する展望台で、「大観望」の別名のとおり、釧路川の大きな蛇行と釧路湿原の広がり、阿寒の山々など大パノラマが広がります。夕日のスポットとしても人気の場所。隣接する細岡ビジターズラウンジでは写真展示や喫茶メニュー、休憩用ソファ等があり、くつろぐことができます。
阿寒国際ツルセンター
国指定天然記念物のタンチョウの研究や情報発信、保護を目的とする、日本で唯一の施設です。通年では自然に近い状態で飼育されるタンチョウを観察することができます。
阿寒湖アイヌコタン
阿寒湖畔には日本最大のアイヌ民族の集落があります。先住アイヌ民族の伝統的古式舞踊が見学できる専用の劇場や、芸術的な木彫の民芸品が並ぶお土産店・アイヌ料理が味わえる飲食店などが立ち並び、アイヌの人々の日常の暮らしと貴重な文化に触れることができます。
阿寒湖
阿寒湖は阿寒摩周国立公園内のカルデラ湖です。東岸に雄大な雄阿寒岳がそびえています。特別天然記念物である球状「阿寒湖のマリモ」が生息することでも有名です。湖に浮かぶチュウルイ島にには「マリモ展示観察センター」があり、マリモの観察や生態を学ぶことができます。湖畔の阿寒湖温泉では旅館・ホテルが営業していて、宿泊にも最適です。
オンネトー
「阿寒摩周国立公園」の西端に位置するオンネトーはアイヌ語で「年老いた・大きな湖」を意味します。天候や風向き、見る位置によって湖の色が様々に変化することから「五色沼」とも呼ばれています。
摩周湖展望台
バイカル湖についで2番目に透明度の高い湖。急激に深くなっていることとその透明度から青以外の光の反射が少なく、よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれています。摩周湖には3つの展望台がありますが、それぞれ違った景色を眺めることができます。
屈斜路湖
自然豊かな国内最大のカルデラ湖屈斜路湖。一時期、未確認生物「クッシー」でも話題になった湖です。名前の語源はアイヌ語で湖や沼の出口を意味する「クッチャロ」に由来しています。冬はオオハクチョウがのんびり羽をのばします。
道東にはたんちょう釧路空港や女満別空港など5つの空港があります。いずれも羽田空港から直行便があります。それぞれの空港にレンタカーの営業所がありますので、行きと帰りの空港が違っていても乗り捨てで対応することができます。