日本発着クルーズを春から秋にかけて行っているコスタクルーズ。2021年はコスタネオロマンチカに替わってコスタセレーナという船が使用されます。コスタクルーズの特徴は地方発着のコースも充実していること。2021年に新しく設定される小樽発着のコースについて紹介します。
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コスタセレーナ号について
コスタセレーナ号はギリシャ神話・ローマ神話をモチーフにして建造されています。船内中心部のアトリウムは神話に登場する12人の最高神が住んでいるとされたオリンポス山をイメージしていて、神々がデザインされています。セレナという名前は、調和と静けさを象徴することを目的としています。コスタクルーズが保有する船の中でも最大級の船です。2つのデッキを占めるサムサラスパはヘルスケア・リラックスに最適でサムサラスイートからスパへ直接アクセスできます。船内には13のバーと5つのレストラン、4つのプールを完備しています。
2021年 小樽発着 北海道クルーズ
コスタメディタラニアの2021年小樽発着のコースは8月下旬に実施されます。
8月20日/27日発 ロシア超ショートクルーズ 小樽~コルサコフ~稚内~小樽
日程は3泊4日です。小樽を出港して、サハリンの港町コルサコフ、日本最北端の稚内に寄港して小樽に戻ってきます。
8月23日発 北海道・ロシアショートクルーズ 小樽~コルサコフ~稚内~函館~小樽
日程は4泊5日です。小樽を出港してサハリンの港町コルサホフ、日本最北端の町稚内、そして異国情緒あふれるエキゾチックな港町函館に寄港して小樽に戻ります。
8月30日発 北海道・ロシア周遊クルーズ 小樽~コルサコフ~網走~室蘭~函館~小樽
日程は6泊7日です。小樽を出港してサハリンの港町コルサコフ、知床半島にも近いオホーツク海沿岸の町網走、「鉄のまち」として知られる北海道を代表する工業都市室蘭、そして異国情緒あふれるエキゾチックな港町函館に寄港して小樽に戻ります。
ノスタルジックな雰囲気を感じる港町 小樽
北海道クルーズの発着地となる小樽は明治以降、北海道開拓の玄関口として栄えた町。大正末期に完成し、多くの物資が運ばれた小樽運河は北海道を代表する観光スポット。運河沿いに建つ倉庫は木骨石造りの構造を持つ小樽ならではの歴史的建造物。夜はライトアップも行われ、クルーズ乗下船前後に宿泊すれば楽しむことができます。市内に残されている数々の歴史的建造物は往時の繁栄をしのばせると同時に、どこか懐かしさを感じることができます。オルゴール、ガラスも有名で小樽オルゴール堂、大正硝子館も見どころです。
小回りが利く船体の利点を活かしているともいえる小樽発着クルーズ。北海道の空の玄関口、新千歳空港から快速エアポート号で乗り換えなしで移動できます。夏の終わりの北海道の雄大な大自然を感じながらの船旅はいかがでしょうか。