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石巻 クルーズ寄港 おすすめ下船観光スポット3選

投稿日:2019/04/04 更新日:

東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻。復興への道を着実に歩んでいます。近年は石巻に寄港するクルーズも多くなっています。日本有数の漁港を有する石巻は水揚げ高も多い漁業で栄えた町。そんな石巻での下船観光中に楽しめるおすすめスポットをこの記事では紹介します。

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日本三景 松島

天橋立、宮島とともに日本三景の一つに数えられれているのが松島。松島湾には約260もの島々が点在しているといわれています。観光遊覧船が運行されていて、仁王島、鐘島、千貫島、雄島、双子島をはじめ、船上から特徴的な島々を船上から眺めることができます。一般的なコースで乗船時間は約50分です。

石巻に寄港するクルーズ

松島のシンボル 五大堂

五大堂は瑞巌寺が管理する小堂で、海岸に面した島の上にあります。松島を代表する名勝地として知られ、国の重要文化財に指定されています。大同2年(807年)に坂上田村麻呂が征夷大将軍として東北に出征した際に毘沙門堂を建立したのが最初であるといわれ、現在の堂は慶長9年(1604)伊達政宗によって造営されました。

伊達政宗ゆかりの瑞巌寺

瑞巌寺は天長5年(828年)慈覚大師によって創建されたと伝えられています。現在の建物は慶長14年(1609年)から伊達政宗が5年の月日をかけて再建しました。伊達政宗の菩提寺です。瑞巌寺の西隣には、伊達家二代藩主忠宗の次男である光宗の墓所、「バラ寺」の愛称がある円通院があります。厨子の右扉の内部に描かれたバラにヒントを得て院内に色とりどりのバラが植えられました。

松島へのアクセス:石巻からJR仙石線の仙台行の列車に乗車、松島海岸駅下車。所要時間50分。

世界遺産 平泉

平泉は「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」という資産名で平成23年(2011年)に世界遺産に登録されました。構成資産となっているのは中尊寺、毛越寺、歓自在王院跡、無量光院跡、金鶏山です。浄土思想の考え方に基づいて造営された寺院や庭園、遺跡群が良好に保存されていることが評価されています。阿弥陀如来の極楽浄土信仰を中心とする浄土思想に基づいて現世における極楽浄土の空間的表現を創りだそうとしたものとした独特の表現であると評価されています。

奥州藤原氏の当主が永眠する金色堂

構成資産の中で最も有名なのが中尊寺。奥州藤原氏の初代藤原清衡によって大規模な堂塔の造営が行われ、奥州藤原氏の庇護の下、寺勢を拡大していきました。天治元年(1124年)に藤原清衡によって建立された金色堂は当時の工芸技術を集約して極楽浄土を具現化しようとして建てられました。堂内には藤原清衡、基衡、秀衡、泰衡の四代の奥州藤原氏の当主が永眠しています。

平泉へのアクセス:石巻港から約2時間30分。寄港地観光ツアーあり

仙台の奥座敷 秋保温泉

秋保温泉の歴史は古く、開湯は約1500年前と伝えられています。欽明天皇がこの湯に浸かり全快されたことから「名取の御湯」の称号を賜りました。同じ宮城県の鳴子温泉、福島県の飯坂温泉とともに奥州三名湯の1つとして数えられています。藩政時代には伊達家の入浴場もおかれました。現在は豊かな自然環境と共に庶民の憩いの温泉として広く慕われています。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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