夏休みの時期には日本各地で夏祭りが開催されています。家族連れでも楽しめる夏祭り。クルーズでも毎年夏には各地の夏祭りを訪ねるコースは色々な船会社によって組まれています。中には海上を航行する船の旅だからこそ可能なコースもあります。クルーズで訪ねる各地の夏祭りをこの記事では紹介していきます。
青森 ねぶた祭
東北三大祭りの一つ、青森のねぶた祭。祭りの由来は七夕祭りの灯籠流しの変形であると言われていますが、起源ははっきりしていません。奈良時代に唐から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったといわれています。。豪華絢爛な「ねぶた」と呼ばれる山車が練り歩く様子は見ごたえ抜群。「ねぶた祭」が開催される時期は新幹線も満席になり、市内の宿泊施設も取りにくくなります。1980年に国の重要無形文化財に指定されています。
秋田 竿燈祭
ねぶた祭りとともに東北の三大祭りの一つに数えられているのが秋田の竿燈祭。祭は江戸時代の宝暦年間には真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し行事として原型となるものが出来ていたといわれています。最も古い文献史料としては寛政元年(1789)津村淙庵の紀行文「雪の降る道」で紹介されたねぶり流しです。ねぶり流しは、五穀豊穣や技芸上達を願って翌7月7日に行われる七夕とともに、陰暦7月15日のお盆を迎えるための一連の行事でもあり、厄よけ、みそぎ、五穀豊穣などを願う現在の竿燈の形が除々にできあがっていきました。灯りをともした竿燈が「ドッコイショー、ドッコイショー」の掛け声とともに自由自在に操られる様子は職人芸です。祭の開催期間はやはり秋田新幹線は大変混雑します。
徳島 阿波踊り
「高円寺阿波踊り」をはじめ日本全国に普及している盆踊り「阿波踊り」は名前の通り、阿波国、徳島が発祥です。精霊踊りや念仏踊りが起源といわれていますが、はっきりとしてないが、徳島藩が成立して以来、盛んに踊られるようになったといわれています。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」と唄われるリズムは有名ですね。祭の熱気をぜひ楽しんでください。
夏祭りクルーズの予約はお早めに
新幹線なども祭の開催期間中は満席になることが多いですが、夏祭りのクルーズも大変人気があり、満室必至です。早めの予約がお薦めです。祭は友達同士や夫婦だけでなく、家族全員で楽しめます。夏休みの家族の思い出にクルーズで各地の夏祭りを訪ねてみてはいかがでしょうか。