小樽 クルーズ寄港 おすすめ街歩きベスト3 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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小樽 クルーズ寄港 おすすめ街歩きベスト3

投稿日:2019/01/09 更新日:

小樽といえば運河。

小樽の象徴 小樽運河

北海道開拓の玄関口として発展してきた小樽港。小樽港が取り扱う荷量が多くなったため、沖合いで艀(はしけ)を使った荷揚げから艀が倉庫の近くまで直接行けるために建設した水路が小樽運河です。運河は大正12年に完成し、内陸を掘り込んだ運河ではなく、海岸の沖合いを埋立てて造られたため、直線ではなく緩やかに湾曲しているのが特徴となっています。戦後になると、港の埠頭岸壁の整備されて運河の使命は終わりました。運河に沿って石造の倉庫群は当時のまま建ち並んでいて、レストランやお店として活用されています。散策路には63基のガス灯が設置され、夕方以降はガス灯がともるとともに石造倉庫群がライトアップされます。

ガラス工芸の老舗・北一硝子三号館

すっかり小樽の名物になったガラス細工。小樽のガラスの歴史は、「石油ランプ」と漁具の「浮き玉」から始まります。北海道は電気の普及が本土に比べて追いついていなかった小樽ではガラス製の石油ランプが各家庭で必需品でした。かつては漁業も盛んだった小樽では、漁具としてガラス製の浮き玉を使用していました。このため、小樽では実用的な石油ランプや浮き玉製造を中心とするガラス工業が盛んでした。時代と共にガラス製品の需要は少なくなったのですが、実用一本だったガラス製品を見直し、工芸品としての活用を試みることでガラス工芸を小樽を代表する文化になりました。長年にわたり小樽でガラス製造に携わってきたのが北一硝子。北一硝子三号館は明治24 年に漁業用倉庫として建てられた木骨石張倉庫を改装して硝子販売の店や喫茶店として営業されています。どのお店に足を運ぶか迷うところ。まずは北一硝子三号館に足を運んではいかがでしょうか。

北一硝子三号館
営業時間 9:00~18:00(夏期の金、土、祝前日は19:00まで)

ノスタルジックな雰囲気の小樽オルゴール堂本館

小樽のお土産としてガラスとともに有名なのがオルゴール。「小樽オルゴール堂本館」の建物は外観は大正元年に建てられた、米穀商「共成」の本社社屋と倉庫を平成元年にリノベーションしたものです。小樽の倉庫街は石造りのものが多い中、オルゴール堂本館はレンガ造りの倉庫になっており、小樽市指定歴史的建造物として近隣の景観の中でも一際、目を引きつけます。建物の正面にある「蒸気時計」は、撮影スポットとしてもおすすめです。オルゴールの製作体験ができるのが市内にある「小樽オルゴール堂 遊体験」。予約が必要になりますが、「世界に一つだけのオリジナル」が作成できる「手回しオルゴール制作体験」と「ムーブメント組み立て制作体験」のコースがあります。(作業時間 約60~90分程度)

小樽オルゴール堂 本館
営業時間:9時00分~18時00分(7月~9月/祝前日・金・土)9時00分~19時00分
定休日:不定休のため、事前確認をおすすめします

小樽オルゴール堂 手作り体験 遊工房
営業時間:9時00分~18時00分

漁業と海運で栄えたかつての栄華を偲ばせる運河に沿った倉庫群と街を活性化するために小樽の人々が生み出したガラス細工とオルゴール。町は徒歩で歩ける程度の広さです。クルーズで寄港したら小樽の魅力を満喫してください。

小樽に寄港するクルーズ

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take

ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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