東北三大祭りの1つ「青森ねぶた祭」。「人形ねぶた」と呼ばれる山車に続き、「跳人(ハネト)」と呼ばれる踊り子たちが「ラッセラー、ラッセラー」と掛け声を上げながら踊り歩く様子は見応え抜群。夏の旅行先にも人気のスポットです。そんな「青森ねぶた祭」の魅力とおすすめのホテル、クルーズを紹介します
目次
「青森ねぶた祭」とは?
「青森ねぶた祭」の由来は七夕祭りの灯籠流しの変形であると言われていますが、起源ははっきりしていません。奈良時代に唐から渡来した「七夕祭」と、古来から津軽にあった習俗と精霊送り、人形、虫送り等の行事が一体化して、紙と竹、ローソクが普及されると灯籠となり、それが変化して人形、扇ねぶたになったといわれています。
「青森ねぶた祭」は毎年8月2日~7日に開催。8月2日~6日までは運行コース上にねぶたが待機し、一斉に全てのねぶたが動き出します。最終日の7日は大賞を取ったねぶたを先頭に順次運行し、夜には台船に乗せられた受賞ねぶた6台が青森港を運行する海上運行が始まります。また海上運行と同じ時刻に祭りのフィナーレを飾る「青森花火大会」が行われます。
「青森ねぶた祭」へのアクセス
JR
東京駅から東北新幹線「はやぶさ」に乗車して、終点の新青森駅で下車。「はやぶさ」は全席指定。秋田新幹線の「こまち」とJR盛岡駅まで連結していて、16両編成のうち、11両が「はやぶさ」の車両です。例年、「青森ねぶた祭り」の時期には臨時列車が運行されますが、混雑必至。指定席の発売は乗車日の1か月前の朝10時から。早めの座席指定がおすすめです。
飛行機
青森の空の玄関口は青森空港。青森〜羽田間を日本航空が1日6往復、青森〜伊丹間を日本航空、全日空が各3往復、青森〜新千歳間を日本航空が3往復、全日空が2往復、さらにフジドリームエアラインズが青森〜名古屋(小牧)間を3往復、青森〜神戸間を1往復定期便があります。
空港からはJR青森駅前まで空港連絡バスが運行しています。所要時間は約35分間です。
「青森ねぶた祭り」におすすめのホテル5選
ホテル青森
市内中心に位置し地上17階陸奥湾と八甲田山を一望する県内最大の近代的なホテルです。インターネット、Wi-Fi接続環境を全室に備えているのでとっても快適です。
住所:青森県青森市堤町1-1-23
アクセス:JR青森駅よりタクシー約5分
ホテルJALシティ青森
JR青森駅より徒歩6分。陸奥湾を望むウォーターフロントに位置し、ねぶた常設施設や海鮮市場、官庁街へも徒歩圏内なので青森観光の拠点としてバッチリ。全館Wi-Fi無料。
住所:青森県青森市安方2-4-12
アクセス:JR青森駅東出口より徒歩約6分
ダイワロイネットホテル青森
JR青森駅から徒歩5分で電車利用のカップルにとっても便利!全室トイレ・バスルームが別々のセミセパレートタイプなので快適にくつろぐことができます。
住所:青森県青森市新町1-11-16
アクセス:青森空港→バス青森空港から青森駅前行き約35分青森駅前下車→徒歩約1分
ホテルマイステイズ青森駅前
青森駅徒歩3分。2019年のリブランドされた後の全館改装でより快適にステイできる空間になりました。。朝食はバラエティ豊な約60品のバイキングを満喫できる観光に便利な「エキチカ」ホテルです。
住所:青森県青森市新町1-8-6
アクセス:JR青森駅より徒歩約3分
アートホテル青森
青森市の中心ながら陸奥湾や八甲田連峰をカップルで楽しめホテル。飲食店が集まったエリアに位置し、カップルのデート・観光の拠点としてとっても便利。
住所:青森県青森市本町2-1-26
アクセス:JR青森駅東口出口より徒歩約15分
青森「ねぶた祭り」を訪ねるクルーズ
「ねぶた祭り」の時期にあわせて運航されるクルーズもあります。クルーズは代金の中に客室料金、食事代金、そして移動交通費が全て含まれているので意外とお得。しかも青森以外の港にも立ち寄るので、「ねぶた祭り+α」の楽しみもあります。
クルーズがおすすめな理由
青森市内のホテルが取れず、離れたところに宿を予約したので、移動も大変だっということことも珍しくありません。クルーズを予約すれば、往復の交通機関の予約や宿泊先の手配が全て完了。船は祭り会場へアクセスがいい青森港に停泊しているので安心です。クルーズは夜出港して、翌日朝に次の港に到着するのが一般的。日中を観光にフルに使うことができるのも魅力です。クルーズ参加もおすすめです。
おすすめのクルーズ
ダイヤモンドプリンセス号の7月27日(木)横浜発のクルーズは「ねぶた祭り」の初日、8月2日(水)に青森に寄港します。8時に青森港に入港して出港は23時。丸一日、青森に滞在して青森の夏の熱気を満喫できます。
ダイヤモンドプリンセスは日本で建造された船。日本市場にあわせて、船内に展望大浴場が設けられるなど「日本仕様」なところも魅力。クルーズは下記リンクから予約することができます・
ダイヤモンドプリンセスで行く ねぶた祭に沸く青森と韓国 9 日間
一年を通してねぶた祭りの熱気を感じる ねぶたの家 ワ・ラッセ
JR青森駅北側にあって「ねぶたがつなぐ、街・人・こころ」をコンセプトに、青森ねぶた祭の保存伝承や青森独特の伝統文化などの魅力を伝え、楽しむ施設として設けられています。
「 ねぶたミュージアム」ではねぶたの起源や歴史、ねぶたとともに発展してきた青森の歴史などが分かりやすく映像や造作物で紹介されています。また「ねぶたホール」では実際にお祭りに出陣したねぶた4台を展示されています。本物のねぶたの前でのハネト体験や囃子等の演奏を体験することができて一年を通じて祭の熱気を実感することができます。
近くには青函連絡船として活躍した八甲田丸がメモリアルシップとして当時の桟橋付近に係留されて一般公開されています。
ねぶたミュージアム・ねぶたホール
開館時間:5月~8月 9:00~19:00、9月~4月 9:00~18:00
入場料:大人:600円、高校生:450円、小中学生:250円
まとめ
「青森ねぶた祭り」をはじめ、「東北三大祭り」を観光するときは、早めに列車、ホテルを押さえるのが一番。新幹線が全席指定の東北新幹線は席が埋まってしまうと「立席特急券」になってしまいます。市内中心部のホテルを取れなかった場合、祭りの会場の移動一苦労。祭りの日程が固定されている「青森ねぶた祭り」だからこそ、早めにスケジュールを決めて、列車、ホテルを予約するのが先決。もしくはクルーズ参加もおすすめです。