スイストラベルパス 2019年の利用特典 |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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スイストラベルパス 2019年の利用特典

投稿日:2018/12/26 更新日:

スイス旅行に欠かせないスイストラベルパス

スイスで利用できる鉄道パス「スイストラベルパス」。「スイストラベルパス」の便利なところはスイス国鉄の鉄道だけでなく、ポストバスという路線バスや市内を走る地下鉄、路面電車、湖の遊覧船も一枚のパスで乗ることができます。更にはスイス国内約500か所の美術館、博物館に鉄道パスを見せるだけで入場することができます。また氷河急行やベルニナ急行という人気の列車も乗車券として利用できて、別途座席指定券を買うだけで乗車できます。多くのケーブルカーやロープウェイは山岳交通も割引で乗ることができます(ユングフラウ鉄道のみ25%引き、他は半額)が、一部、ボーナス特典としてスイストラベルパスのみで乗車できる区間もあります。ただ山岳交通機関の無料のボーナス特典は毎年、見直されます。例えば、シーニゲプラッテへの登山鉄道は来年はボーナス特典の適用外になります。そんな中、2019年にボーナス特典で利用できるのが、ルツェルン近郊のリギ山鉄道、エンゲルブルクにあるブルンニのロープウェーです。更に当初は2019年はボーナス特典の対象外だったオープンデッキの二階建てロープウェーで山頂まで登るシュタンザーホルン、映画007の映画撮影のセットとして使われたユングフラウの名峰を堪能できるシルトホルンが2018年に引き続いてスイストラベルパスのみで乗車できることになりました。2019年も引き続きスイストラベルパスで利用できることになったシルトホルン、シュタンザーホルンについて紹介していきます。

映画007の撮影に使われたシルトホルン

シルトホルンへはガソリン車乗り入れ禁止の可愛らしいスイスの村、ミューレンから向かっていきます。シルトホルン山頂のピッツァ・グロリアまで4区間のロープウェーを乗り継いで足を運びます。山頂にある展望台は映画『女王陛下の007』のセットとして作られたものをそのまま活用しています。展望台からはユングフラウ三山はもちろんのこと、ティトリスやリギ、ピラトゥスなど中央スイスの山々、エメンタールの谷、奥にはジュラ山脈、フランスのモンブランからヴォージュ山脈、ドイツのシュヴァルツヴァルトまで望むことができる絶景ポイントです。山頂にある回転レストラン「ピッツァ・グロリア」は360度ゆっくりと回転して四方の景色を眺めることができます。また007の映画の世界を体験できるアトラクション「ボンドワールド」も見ごたえがあります。ユングフラウ鉄道は混雑も多く、別途運賃が必要なことを考慮するとおおすすめのポイントです。

2階建てのオープンデッキのロープウェー シュタンザーホルン

ルツェルン湖の南に位置するシュタンザーホルン。最大の見どころは2012年に誕生したオープンデッキの二階建てロープウェー「カプリオ」です。山頂の展望台からはスイスアルプスの山々はもちろんのこと、麓の湖を眺めることができます。また展望レストラン「ロンドラマ」では眺望とともに郷土料理や山岳地方の定番グルメなどが満喫できます。山頂への移動だけでも楽しめるチューリヒ、ルツェルンからの日帰りスポットです。

海外旅行、しかも個人旅行で煩わしいのが公共交通機関での運賃の支払い。スイストラベルパスを使うとこうした煩わしさから解放されて、更に交通費の大幅な縮減につながります。スイスへの個人旅行には必携です。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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