近鉄特急「青の交響曲(シンフォニー)」 飛鳥・吉野へプレミアムな電車旅​ |【ノリッポ】移動こそ旅の醍醐味!一歩先ゆく旅行の移動手段メディア

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近鉄特急「青の交響曲(シンフォニー)」 飛鳥・吉野へプレミアムな電車旅​

投稿日:2019/06/06 更新日:

2016年9月に運行が開始された近鉄の観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」。あべのハルカスがある大阪阿部野橋と「日本人の心のふるさと」古代ロマンあふれる飛鳥と修験道の聖地、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されている吉野を結んでいます。日常を忘れた上質な旅を堪能できる観光特急の魅力をこの記事では紹介します。

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エレガントでクラシカルな車内空間

「青の交響曲」は3両編成。車体は自然豊かな南大阪線・吉野線沿線の景観に調和するようにシンプルで落ち着いた濃紺色のボディカラーとゴールドのラインによるクラシカルな外装がエクステリアが特徴です。客席があるのは1号車と3号車になり、2号車はラウンジスペースになっています。客席はかつては林業で栄えた吉野の杉をイメージしたブラウンのインテリアに緑色のシートが配置されています。各車両のシートは1列+2列の配列。幅広のデラックスシートでゆっくりとくつろぎながら乗車することができます。2号車のラウンジ車両ではバーカウンターとラウンジスペースが設けられています。バーカウンターはホテルのバーをイメージしたインテリア。スイーツやワイン、地酒を楽しむことができます。お好みの飲み物を片手にラウンジスペースで会話を楽しんではいかがでしょうか。2号車にはライブラリーもあり、写真集や歴史に関する本など、沿線にまつわる様々な書籍を自由に閲覧することができます。

お手頃な運賃・料金と運行スケジュール

「青の交響曲」の特急料金は720円。乗車券に加えてお手頃な料金でワンランク上の上質な鉄道の旅を楽しむことができます。別途買い求める乗車券は大阪阿倍野橋~吉野間が970円、大阪阿倍野橋~橿原神宮前間が620円。特急料金あわせても片道2,000円以下で上質な旅を楽しむことができます。

運行ダイヤは原則水曜日を除く毎日運行、1日2往復運行されています。大阪阿倍野駅発吉野駅行きが10時10分発と14時10分発、吉野駅発大阪阿倍野駅行きが12時34分発と16時04分発です。大阪阿倍野駅と飛鳥観光の玄関口、橿原神宮前駅間の所要時間は37分~39分、大阪阿倍野駅と吉野駅間の所要時間は1時間16分~17分です。

沿線の味覚を楽しめる車内メニュー

車内では地元の名店や酒蔵、ワイナリーのメニューを多く取り揃えていて沿線の食の魅力も楽しむことができます。季節に応じてケーキが変わる「季節のオリジナルケーキセット」、柿にこだわり様々な商品を開発している、西吉野の名店「柿の専門いしい」が提供する「西吉野の柿スイーツセット」、なくなり次第終了というマカロンやシャーベットなどの限定販売スイーツなど楽しみもいっぱい。季節に応じてメニューが変わるので、どんなスイーツがあるのか乗る前から楽しみになりますね。

飛鳥では蘇我馬子の墓と伝承されている石舞台古墳や高松塚壁画館、甘樫丘。吉野では世界遺産の構成資産になっている金峯山寺と参道や後醍醐天皇が南朝の皇居として定められた御部屋があり、源義経が弁慶、静御前とともに身を潜めたといわれる吉水神社など。時間に限りがあれば飛鳥もしくは吉野への日帰り。時間に余裕があれば吉野の旅館や宿坊に泊まって1泊2日の旅を楽しんではいかがでしょうか。

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ホテル、外資系航空会社勤務を経て、個人旅行に特化した旅行会社で企画を担当、お客様の希望に応じた「オーダーメイドの旅」の企画・提案に携わり、ヨーロッパ各地の音楽祭、オペラ・クラシック公演鑑賞、音楽家ゆかりの地巡りなど音楽旅行を中心に手掛ける。現在は「日本再発見」をテーマに西日本を中心に各地に残る歴史・文化遺産の魅力を発信している。過去に手掛けた旅行は1000件以上。奈良大学文学部文化財歴史学科卒業。博物館学芸員資格。日本考古学協会賛助会員。2020年度「吉野アンバサダー」。大分県生まれ、福岡市育ち。

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